21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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格安キャンピングカーの作り方・・・JJM号の場合

小滝で合ったNさんの自作軽トラ幌に感動して、俺もポリカーボネイド製の波板を使って幌を作ってみた。
軽トラの長所は荷物が沢山積めることだが、その反面として人間が二名しか乗れず、助手席に人が乗っている時には荷物を荷台に積むしかない事だ。
そんな時に濡らしたくない荷物は各自で工夫して、プラスチックコンテナを荷台に載せてトランク代わりにするか、幌を付けるしかないのである。
幌を付ける場合は、メーカーオプションの幌を付けるか、または幌屋さんに注文して幌を作って貰うのだが、七万円前後の金が必要だ。
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JJM号
ポリカーボネイド製の波板は透明なので、内側に荷物の緩衝材に使う「ミラーシート」という薄い発泡シートを張った。JJM号とは縄文人見習い号の事だ。バイクでも車でも名前をつけると燃費が良くなのだぞ。

ポリカーボネイド製の波板を曲げて荷台に積み込み、細引きで縛るアイデアは雪国の山間部では良くある事らしいが・・・俺は見た事はないが、長野県白馬村付近でよくやっているらしい・・・Nさんの工夫は波板の内側に骨組を入れて補強しているところが一味違うのだ。
補強がないと横風に弱いし、危なっかしくて高速道路は走れない。

Nさんが選んだ骨組みの材料は、山から水を引く時に使う黒い直径40mmの硬質樹脂パイプだ。
このパイプは適当な弾力があって、塩ビ管のように曲げても折れたりはしないから、色々試した中でこのパイプがベストという事になったらしい。

作り方は簡単で、慣れたら取り付けで30分、取り外しで10分くらいしか掛からないと思う。

まず長さ2.7m×幅60㎝(九尺物)のポリカーボネイド製の波板(一枚1,900円弱)をアーチ状に曲げて荷台に乗せる。
この段階では波板の端はアオリ(可動式の荷台の壁)に当って自立しているだけだ。
この長さの波板なら、軽トラのキャビンより少し低めの幌になるので、法的には問題がないのである。
・・・警察に行って調べてきた。問題になるとすれば走行中に幌が飛んで事故になった場合だそうだ・・・
二枚目以降は、順次等間隔に重ねていくだけだが、軽トラの荷台の長さは1.9mだから全部で四枚あれば荷台が全て覆われる事になる。
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普段のJJM号
万一に備えて迷彩模様のビニールシートを掛けて波板がバラける対策をしてある。また波板がむき出しだと人目を集めるので、普段から迷彩模様のシートを掛けるようになったが、余計に目立つという指摘がある。

次は直径3mm.のナイロンロープで波板の上から縛っていくのだが、ここから先はロープワークの技術が無いと無理なので、挫折する人も多いだろう。
といっても必要なロープワークは南京縛りと、その応用だけなので「現場の人」なら大丈夫だ。
南京縛りは、荷物をテンションをかけながらギチギチに縛る時には必須の技術で、アウトドアでもよく使う便利な縛り方だ。
南京縛りが出来ない人は、ロープワークやアウトドア(遊び以外にも農業、漁業、建築、土木などの仕事含む)の実力の乏しい輩だと思った方が良い。
それくらいこの縛りはアウトドアでは良く使うロープワークだ。
自分でもやってみたい人は、作り方の詳細は写真を観て各自で工夫して下さい。
自分で作れる人なら、これだけの情報でも工夫してなんとかなるでしょう。

Nさんの工夫の素晴らしさは、最初に骨組みを組んでから波板を被せるのではなく、波板を縛っておいてから後から骨組みを内側に入れるところにあるのだ。
硬質樹脂パイプは波板より1cm短く切ってあって、アーチ状に曲げてから波板の中で手を離すと、弾力で外に広がって波板を内側から押上げる応力が働く。
全部でパイプは五本いれてある。
つまり波板は上からはロープでテンションが掛けられ、内側からは硬質樹脂パイプで押上げられているので、完成すると相当な強度になっているのである。
高速道路を走ってもびくともしないし、普通の軽トラ幌は四角い形状で横風に弱いのだけど、Nさん方式は幌馬車のようにアーチ状なので横風にも強いのだ。

Nさんは冬季間の荷台の雪除け対策でこのアイデアを思いついたのだが、俺の場合はキャンピングカーにする為だ。
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幌馬車!
大人なら無理すれば二人並んで寝られる。こんな場合の床断熱は、長年のアウトドア経験からいって『お風呂マット』が一番良い。硬めの安いマットを選ぶのがコツ(一枚500円前後)。


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夜明け!
寝袋の二枚重ねにインナーシーツという組合せで寝た。予備に3シーズン用の羽毛寝袋もあったが使わずにすんだ。断熱材のお陰か結露もなかった。
夜明けのコーヒーが美味かったぜ。

俺はNさんのアイデアにさらに改良をして、断熱材取付やロープの補強、開口部の雨風対策などばっちりとやったので、真冬でもテントより快適なキャンピングカーになった。
かかった費用は1万3000円だ。

JJM号(縄文人見習い号)を観た俺の姉貴は、「凄ぉ~い、『大草原の小さな家』に出て伐る幌馬車みたぁ~い!」とはしゃいでいたが、普通の人はこの中で寝たいとは思わないらしい・・・。
俺もお気に入りなのだが、どうですか皆さん、カッコいいと思いませんか?
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Commented by maimaigohan at 2011-03-06 13:39
こんにちは。
目を丸くしながら記事を読ませていただいてました。
私もjhomonjinさんのお姉さまと同じです。
チャールズ・インガルスパパを思い出しましたよ。
チャールズパパも一人でなんでもかんでも作って
いましたよね。当時子供ながら「パパかっこいー」
と思っていましたよ。あ~懐かしいです!
Commented by jhomonjin at 2011-03-06 15:06
オラもかっちょいいだっ!
今度から糸魚川のインガルスさんと呼んでくんない。
でも「北の国から」の五郎さんみたいと呼ぶのは勘弁してくんないや!
こう見えても・・・見えないと思うが・・・オラはイケメンだ。
Commented by まっちゃん at 2011-03-06 17:08 x
先日JJM号の写メをシンタローさんに見せたら『風呂とトイレがあったら完璧だな』って言ってました。
Commented by jhomonjin at 2011-03-06 23:01
あの野朗はまだメール送ってこんぞ。
一体どうなってんだっ!
Commented by まっちゃん at 2011-03-07 18:23 x
ちゃんと伝えましたよ~

あ、カズさんが今月ライブで千葉に来るみたいですね。
Commented by neroshio at 2011-03-09 01:37 x
うほー!のっけてくだせえっ(らぶ
Commented at 2011-03-09 13:10
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jambo at 2011-04-26 21:45 x
はじめまして。
とても参考になりました。
わたしも工夫してみようと思います。
市販の幌はキャビンより上に出ている物がありますが、行けないのでしょうか。
めんどくさくなければお教えください。
わたしはダイハツジャンボです。
Commented by jhomonjin at 2011-04-26 22:56
幌を作る前に予め警察に聞いておいたのですが、自作幌の場合は荷台に納まってはみ出ていなければ法的には問題無いが、もし走行中に幌が飛んで事故を起した場合には全て自己責任という事でしたよ。
キャビンより高いとその点リスクがあるのと、荷物が荷台からはみ出ているという点で職務筆問対象になるそうです。
購入した幌が走行中に飛んだなら、販売したお店や作った会社の過失責任が問われますが、経年劣化の場合には自己責任ですね。
Commented by utdk0223 at 2011-07-31 17:16 x
こんにちは。
はじめまして。
自作のキャンピングカーは最高ですね。
教えて欲しいのですが、宜しいですか。

一つは、運転席の後ろ部分は、雨対策とかはどのようになっているのですか。
二つに、後部から出入りすると思いますが、
その出入り口の写真が見たいです。
加工方法も教えてください。
Commented by jhomonjin at 2011-07-31 21:44
後部、全部とも仕組みは同じで、骨組みにしているパイプを嵌め込む時に、ポリカーボネードの間に挟みこんでいるだけです。
具体的には、詳しく説明しても、自分で作ってみる他に構造を理解する方法は無いと思いますので、まず自分でやってみて下さい。
私も毎回、少しづつ改良しているのです。
一番の問題は、適切な剛性と柔軟性を持ったパイプが入手できるかどうかです。
硬質樹脂パイプは管財屋さんで相談して下さい。
残念ながらホームセンターや普通の建築資材屋には売ってません。
Commented by はじめましてー at 2011-08-11 15:46 x
最高ですね~ まさに幌馬車です(*´ω`*)
自作 トラック キャンパーでたどり着きました

私もまだ構想ですがエンビ管で四角の骨組みを製作して
縦の柱を延長式にして普段は高さを小さくして荷台に隠れ
宿泊地で伸ばして大きくする

なんて夢を抱いています~
(出来上がりのトラキャンでそんなのあるんですが高くて:笑)

軽トラの荷台は凄く広いですから今後の展開も楽しみですね
数年後にはコンパネとアルミ材のバンク付き自作シェルが
のってたりして(*´ω`*)


Commented by jhomonjin at 2011-08-11 21:49
塩ビ管だと柔軟性が無いから、弓なりに曲げると折れてしまうか、走行時の空気抵抗に対応できないのではないかな?
走行中は絶えず振動や風の抵抗があるので、疲労破断も充分有り得ると思います。
色々実験した結果、柔軟性と剛性などを兼ね備えた硬質樹脂パイプがベストの選択だと思います。
それと完璧なロープワークが必須です。
事故は全て自己責任になりますし、人身事故でも起こしたら保険も適用されない可能性があるので、ご注意の程を!
Commented by からあげ at 2014-01-23 12:25 x
初めまして。
ドゥーパ2月号の軽トラ特集を見てブログを
されているということだったので検索して辿
り着きました。
自作の幌でお金が掛からないのが凄く気に
入りました。
軽トラは持っていませんが、興味ある人が私の
ブログを覗きにくるので、紹介したいと思います。
凄く良いアイデアですね!
こちらまで楽しくなってきます。
Commented by jhomonjin at 2014-01-23 19:52
からあげ様
有難うございます。
私はお金をかけずに身近なモノでDIYするのが好きなのです。
仕事はヒスイ加工販売をしていますが、工房もDIYだし、工具類も自分で工夫しながら使っています。
実はこのブログは去年の6月にを下記に引っ越ししていて、もっと詳しく紹介しています。
タイトルは同じです。
今後ともよろしくお付き合いのほどをお願いします。
http://nunakawa.blog.ocn.ne.jp/
Commented by てらばる まつあき at 2014-04-29 08:07 x
大変、素晴らしいアイデアです。ただただ、感嘆しました。さっそく私も作ってみます。更に、各自、各様に改良を加えたら、最高のものが出来上がるでしょう。西部開拓史の幌馬車ミタイという感じは適切な表現でした。
Commented by jhomonjin at 2014-05-05 22:17
てらばる様
先日、ビニールハウスの骨組みで同じ工夫している人をみました。柔軟性と強度の点では硬質ポリエチレン管のほうが上でしょうが、必要な部材だけ購入できるというメリットはありますね。
引っ越ししたOCNブログにも詳しく掲載してありますのでご参考にどうぞ!http://nunakawa.blog.ocn.ne.jp/blog/
by jhomonjin | 2011-03-06 00:25 | ガラクタ工作 | Comments(17)