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21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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今、俺ができる事・・・自分が被災しない努力

心配していたSさんが首都圏に退避したとメールが届いて一安心だ。
しかし首都圏でもセシウムが検出されたらしい。
既に国内はおろか地球規模で安心できる場所が無くなりつつある。

今朝は都内の某組織から被災者支援ボランティアとして現地へ向えるか?と打診があった。
自分に出来る事は何か?と多くの人は考えているだろう。
要請があれば可能な限り俺は何所ででも行く所存だ。
問題は、今回の地震は阪神淡路大震災の時とはレベルが違い過ぎるのだ。

まず被災地が広範囲である事。
余震がすぐに納まりそうに無く長期的になる事。
放射能の問題がある事。

現状では車に支援物資を積んでも、個人的な支援では焼け石に水の状態だ。
ガソリンや食料だって自分の分は確保して行く必要がある。
今、俺ができる事・・・自分が被災しない努力_f0225473_20283579.jpg
サバイバルグッズ
軟膏、LEDライトは単三電池一本でかなり明るい。僻地では単四電池が入手出来ない事がある。絆創膏セット、アーミーナイフ、耳栓、コンパス、非常用の笛、髭剃り、歯ブラシ、防塵マスクなど。

例えば支援物資を集めて輸送手段を行政に委ねる事が可能なのか?
糸魚川市役所に行って聞いてみたが、市のレベルでは無理なので県政に頼るしかないとの回答だった。
市役所には募金窓口が出来ていた。
節電に協力して庁舎内も暗かった。
市のレベルではそれくらいがやっとなのだ。

糸魚川消防署では既に現地へ二次に渡る救助隊が向ったとの新聞報道があったので、消防署に三次隊が出動するとしたら支援物資を託せるか?と聞いてみたが、消防隊も医薬品や救援物資、自分達の食料品などで余分の荷物は運べない状態だそうだ。
もっともな話だ。

国土交通省に聞いてみたら、新潟県内の交通規制は無いものの、福島から先へは許可車両と緊急車両のみが通行できる状態らしい。

現状から見て、被災地へ一般人が支援に向う事は不可能だ。
それにかえって交通渋滞の要因となって、緊急車両や物資輸送車両の邪魔になるだけだ。
トラック業界も国の要請を受けて、一般の荷物より被災地への物資運搬を優先させているらしい。
トラックの運ちゃん達も物資を届けたい一心で渋滞の中を頑張っているのだ。

可能ならSさんの様に、公共交通機関を使って被災者が安全圏に避難して貰うのがベストのようだ。
安全圏にいる人は、その迎え入れをする事。
しかしこれも不可能な人の方が圧倒多数だろう。

それに首都圏の親族を頼って避難できたにしても安全とはいえない。

せめて今、個人的に出来る事は?

俺流の回答は、まずは新たな被災者を極力出さない事。
つまり安全圏にいる人達が、今後の余震や津波などの被害を受けない努力をする事だ。
そうなれば救助隊だって、他にもっと困っている人の処に手が周るのだ。
備えあれば憂いなし。
放射能はせいぜい海藻類を沢山喰って、雨に当たらない事くらいの対策なら誰にも可能だ。
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履物
局面によって適した履物は違うだろうが、この時勢にはハイヒールやサンダル、下駄での外出はやめましょう。瓦礫の上を歩くには底に鉄板入りの安全靴が安心だ。薄底だと冗談抜きに釘が突き刺さる。電気を通さない底の靴がベスト。

各自がサバイバルグッズを用意しよう。
もし俺が被災者になって避難場所で暮らす事になって救援物資が届いても、『こっちは大丈夫だ。もっと困っている人に渡してくれい!』と言えるだけの備えはしておきたい。
避難場所でも困っている人に手を差し伸べる事の出来る道具類と技術を用意したい。
津波で非常用品が流されても、体ひとつで身の周りにあるモノを使って生き延びる知恵と逞しさを身につけよう。

どんな災害に直面しても、他人の面倒を見たりする事の出来る余裕のある奴は生き延びる可能性が高い。
警官や消防関係者、医療関係者が被災しても、こういった人命救助への使命感が必要な職業の人は生き延びる確立が高いのだ、と子供の頃に読んだサバイバル本に書いてあったぞ。

サバイバルグッズはその『心の余裕』のお守りみたいなモンだ。
次回から俺が選び抜いたお奨めのサバイバルグッズを紹介します。
by jhomonjin | 2011-03-15 19:44 | サバイバル