21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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サバイバルグッズ・・・日用品・身の周り編

家庭用品でサバイバルグッズに使えるのは結構ある。
例えばアルミホイルだ。
これがあれば鍋が無くたって蒸し焼き料理が可能だ。
焚火に直接放り込むよりは、穴を掘って焼いた石を置き、その上にアルミフォイルで包んだ食品を乗せて土を被せ、さらに熾き火で加熱するという方式なら失敗は少ないだろうから工夫してみて欲しい。
都市でもカエルや蛇がいそうな神社の水場に行けば、芹が生えている事もあるし、公園や土手にヨモギやニラなどが生えているので、割いた魚の腹に入れて蒸し焼きしたりすれば料理らしくなるだろう。
野草の利用方法を知っていると便利。アロエやヨモギは潰せば火傷や怪我の消毒になる事は誰でも知っているだろう。
春先のヨモギは乾してカラカラになった葉を掌で揉めば、モグサになってお灸に使える。
俺が試した野草茶は、ヨモギ、スギナ、ビワ、ドクダミ、カワラケツメイ、カラスノエンドウ、ススキの穂、竹や笹の葉っぱなどで、生葉でも煮れば香ばしいお茶になるが、ススキは別にして、炙ったり乾したりした方が香りと味は良くなり、青臭さが無くなるようだ。

アルミホイルが無くたって、大きな葉っぱがあればメラネシア人やポリネシア人がやっている伝統的な蒸し焼き料理ができる。
タイ人などはビニール袋に水と生米を入れて遠火で飯を炊いてしまうし、東南アジア全域にある竹筒で炊くご飯なんか、ほんのりと竹が香って美味いし、やってみれば意外に簡単。
どんな場合にも熾き火や遠火にして、直火にはしない事だ。
鍋がなくてもホーローの洗面器やステンレスのボールがあれば充分に鍋に転用可能だし、水を張って焼いた石を放り込めばスープ類だって出来る。
実際に友人のカミサンは、大きなステンレスボールでスパゲティーを茹でている。
東南アジアでも、ホーロー洗面器でご飯を炊いている人がいた。
一個でも鍋が持ち出せるなら、俺なら中華鍋を選ぶ。
煮る、炊く、蒸す、焼く、炒めるが出来る万能鍋だ。しかも軽くてヘルメット代わりにも。
その点では片手式の北京鍋よりも両手式の広東鍋の方が、紐を付けてヘルメットにし易い。
その際には頭に帽子か手拭いを被っておく事だ・・・冗談で書いているのではない・・・
ダッチ・オーブンも万能鍋だが、高価で重いから次点だ。

焚火をする時には、そこらに転がっている石やレンガ、コンクリートブロックでカマドが作れるが、耐火用で無いとすぐに割れてしまうので、折角の有用資材を無駄にしてしまう。
耐火性の有無の見分け方は、持った時に意外に軽く感じるモノは軽量タイプなので熱で簡単に割れてしまう。
金槌で叩くだけで簡単に割れてしまうのも駄目。
ホームセンターで購入する場合には、ブロックなら重量ブロック、レンガなら耐火性と書いてあるのを選ぶ事。
ガーデニングには、耐火性の無い安いブロックやレンガが使用される事が多いので注意。
割れてしまったブロック破片が三つあれば鍋の安定が図れるが、再び割れて鍋がひっくり返ってしまう可能性があるので緊急時限定。

竹筒があれば、半分に割ったり横に切断したりして食器の代用も出来るし、大きな葉っぱだって皿の代わりやトイレットペーパーにもなる。
竹を割るのに鉈が無いと嘆く前に、出刃包丁を探す事。

トイレットペーパーついでに言っておくと、世界中でトイレットペーパーを使っている人口よりは、砂漠地帯や高所寒冷地帯の砂で尻を拭いたり、東南アジアから西アジアの温帯の水で尻を洗う人口の方が多いのだ。
ちょっとした勇気と好奇心、それに空いたペットボトルと水さえあれば、トイレットペーパーが無くても困らないのである。
その場合の使用は左手に限る。
ペットボトルの水は、最後に左手を洗う分も必ず残しておく事。
慣れるとトイレットペーパーよりずっと清潔感がある。

断水していても、バケツ半分程度の水が確保できれば水洗トイレは流れる。
バケツもサバイバルグッズとして有効だが、布製の折畳めるバケツは結構安いし、ホームセンターの工具用品売り場で売っている。
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折畳みバケツ
プラスチックのバケツは壊れやすいし嵩張るので、布製折畳みバケツは防災準備に限らずに常備したい日用品。丈夫なので物品の運搬にも使えるし、水もちゃんと運べる。
このバケツは胴体にバネが入って自立するタイプだけども、バネ無しでも水を入れる事で自立する。
初期消火や貯水、物品の運搬、掃除洗濯、行水とサバイバル生活ではバケツの出番は多いだろう。


非常時だから一人毎に水で流すのでは無く、数人分まとめて水を流そう。
被災地では空いたペットボトルや泥水といえども貴重だ。
洗濯や洗物の水はバケツに取っておいて、こんな用途に使おう。
竹や葉っぱなど、都会でも公園に結構生えているだろうし、非常時なら利用も仕方ないだろう。

人間らしい温かい料理には加熱が必要だが、薪があっても炊き付けに必要な古新聞や紙屑が無い場合には、ガムテープ(布、紙ともに燃える)を丸めて火を付ければ、多少の雨でも炊き付けが出来る。
雨の中を焚火する場合には、薪を組んだ上から新聞紙を広げれば、多少の雨は防げて火は起せる。
当然ながら豪雨の下では無理。
濡れた材木でも、鉈などで細かく鱗状に切れ目を入れておけば、意外によく燃えてくれる。
但し煙いのは我慢。
また有機溶剤の入った接着剤もティッシュやボロキレに付ければ良く燃える。
ホームセンターで売っているチューブ式着火材の代用品だ。
水道屋さんはトーチ(小型バーナー)が無い時には、塩ビ管用の接着剤をティッシュに付けて燃やして、塩ビ管を温めて曲げたり縮めたりする。
燃える接着剤の後ろには「火気厳禁」と書いてあるからすぐに分かるが、木工用ボンドは水溶性だから無理だ。
牛乳パックも細くテープ状にすれば、炊き付けにも蝋燭の代わりにもなる。
但しガムテープや接着剤が燃える時には、ダイオキシンなどの有毒ガスが出るので屋内での使用や、アレルギー体質の人は注意が必要。
都会でも樹木の枯葉なら公園に落ちているだろうし、杉や松の枯葉は最高の炊き付けになるから、ケミカル系の代用焚き付け材の使用は非常時限定の最後の手段と考えたい。

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可燃性接着剤
どうせ常備品を買うなら、可燃性の接着剤ならいざという時にファイヤースターターとして役立つ。
全部試した事はないので断言できないが、パッケージ裏に『火気厳禁 第一石油類 危険等級Ⅱ』と書いてあれば燃える筈。ツンとした刺激臭も有る。
燃やすと黒くて臭い邪悪な煙が出るので、屋外での非常事態に限る。土壌汚染にもなるのだ。
焚火が起きないのは、炊き付けの問題の他に木の組み方や地面の湿気、風の問題もあるので、くれぐれも無闇な接着剤やガムテープの使用は控える事。



野宿や避難場所では、上に掛ける保温材料以上に地面からの底冷え対策に注意したい。
これまで試した中で、最も温かい断熱材は住宅の床下に入れるスタイロフォーム製断熱材だった。
大工が現場で昼寝する時によくこの上で寝るが、これは横たわっただけでポカポカと温かい。
欠点は脆いので、すぐに欠けたりボロボロと屑が出るのだ。
倒壊家屋を見つけたら、要チェック。水色か黄色をしている。
壁用断熱材のグラスウールはチクチクして寝られたもんじゃない。
次点はキャンプ用のエアーマットが温かく、収納性とクッション性も抜群だが、高価なのと孔が開いたら駄目になってしまう事が欠点。
ビーチマットなんかで代用できるだろう。
キャンプ用マットにはウレタン製もあって耐久性は高いが、寝ていないとすぐに丸まったりして不便な面もあるので、あくまでも移動用か補助として使いたい。
俺のお奨めの床断熱材は、風呂用のウレタンスノコだ。別名お風呂マット。
60×80㎝程度の大きさで、安い五百円程度のマットで充分だ。
硬さのあるタイプの方が耐久性も高い。
柔らかいタイプは、寝た痕が薄く凹んできて段々と寝にくくなる。
嵩張って運搬に不便なのが欠点だが、キャンプ用マットの2倍以上の厚みがあるし、底がスノコ状に出っ張っているので、多少濡れた地面でも座る事も横になる事も可能だ。
俺は昔から車のトランクの下敷きにして使っていた。

忘れてはならない断熱材は、古新聞と大形ビニール製ゴミ袋だ。
バイクツーリングで寒さが厳しい時なんかは、どこかから古新聞を貰って来て、胴に巻いた上にジャケットを着たり、袖やズボンの下に巻くとそれなりに温かい。
ツールド・フランスの選手達も、ピレネー山脈を時速百キロ近くでダウンヒルする時は、古新聞を胴体に巻いて疾走するらしい。
大形ゴミ袋は、首と両手の部分に穴を開けて着ると、ウインドブレーカーや雨具代わりになる。
このスタイルで、頭にコンビニ袋を被れば、放射能に汚染された雨の中を移動しなければならない時など、使い捨てに出来る強みだってある。
段ボールの利用だって、ホームレスに学ぶ所があるだろう。
その点、ガムテープは炊き付け、段ボールハウス作り、梱包、二枚合わせて紐にするなど非常用持ち出し用リストに入れておきたいオールラウンドグッズだ。

風呂敷や日本手拭いも使い方さえ知っていれば、様々に用途は広がる。
被り物、容器、ハンドバック、防寒、保護材、包帯代わりなどなど。
ネット検索で使い方を勉強して予行練習しておくと良い。
俺は日頃からジーパンの尻ポケットに日本手拭いを入れているが、バンダナよりずっと応用技が利く。
手拭いはタオルよりコンパクトになるし、すぐに乾いてくれる。
手拭いやタオルにしても、新たに買う時は横幅が90センチ以上だと用途は広がる。
作業用品屋さんには、こういった長目のタオルが売っている。

手袋は保温や怪我防止に非常に有効だが、軍手で重量物を持つと滑って仕舞うので、非常時用にはイボ付き軍手や掌部だけゴムをコーティングしたグリップ軍手がお奨め。
アウトドアでは手の甲から手首が冷える事が多いから手袋は用意したい。
但し、ゴムコーティングされた軍手は火に弱いから、焚火などでは革製軍手が便利。
革製軍手も最近は安い薄手タイプにバリエーションが増えてカラフルになってきたので、俺は外仕事やバイク用に普段から使っているが、ゴツイ昔ながらの革製手袋よりも掌にフィットして快適だ。
避難する時に着る上着を決めておいて、お気に入りの手袋と百円ライター、小型ナイフを常時ポケットに入れておけばいざという時に慌てないで済む。
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グリップ軍手各種
難燃素材の高価な軍手もあるが、革手袋も同様に燃えないわけでも熱いものを掴んでも平気な訳でも無いから注意。
木綿軍手も安物は化学繊維が混じっていて、燃える焚木を持った時に溶けて指先を火傷した事がある。
グリップ軍手には厚手と薄手があるが、耐久性は厚手、使い心地は薄手が良い。
薄い革製作業手袋は、千円~二千円前後で買える。重量物を持った時の滑り難さはグリップ軍手より劣るが、ゴム製のように手が匂わないし、火にも強い多目的手袋として俺は愛用している。



最後は避難用の上着の問題だ。
ゴアテックス製のマウンテンパーカーを持っているが、化学繊維は火に弱いのが欠点だから俺もまだ結論を出せていない。
焚火が爆ぜただけで小さな孔が開いてしまっては、火の粉の舞う火災の中を避難したり、長期に渡る避難生活にはどうかな?と思う。
関東大震災や東京大空襲では、火の粉が背中に降ってきて焼け死んだ人が多かったのだ。
火に強くて丈夫なのは革ジャンだが、脱いだら嵩張る事、雨に弱い事と下にセーターを着込んだにしても真冬など結構寒い欠点がある。
それに上着はフード付きであった方が防寒・防風にもなるが、革ジャンにはフードが無いし、ポケットだって容量は少ない。
木綿のミリタリージャケットはポケットも沢山あるし、フード付きで火には多少の強みがあるが、雨に弱いのが欠点。
いざという時は、マウンテンパーカーの上に革ジャンを羽織って逃げますかなぁ・・・。

次回はサバイバルグッズ・キャンプ道具編です。
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Commented by tomo at 2011-03-17 15:27 x
さすがな知識ですな~
フムフム・・ と読んでいて面白かったです。
すごく参考になりました。 
Commented by jhomonjin at 2011-03-17 20:05
知識ぢゃないのっ!
知恵と言ってくれい。
全部自分の経験と工夫の事ばかりなんだから、頭でっかちの知識ぢゃないのっ!
解りましたかっ、トモピィィーッ!!
Commented by まっちゃん at 2011-03-18 01:05 x
藤沢の師匠の家のトイレにあった水差しの謎が解けました…
Commented by jhomonjin at 2011-03-18 08:10
俺の左手はなぁ、黄金のレフトハンドと呼ばれとる。
Commented by tomo at 2011-03-18 13:59 x
そうだったね~失礼しました(^^; 
でもこんなに頼もしい♂はなかなかいないと思うわ~
糸魚川の♀はすぐに山ぴ♪を捕まえるべきだ!
糸魚川と限定しなくてもいいか・・(^^;
Commented by jhomonjin at 2011-03-20 23:16
はぁ、それが小生、異性には奥手でして・・・そっち方面はからっきしですからして、未だに女性とは・・・意外に思うかもしれませんが、小生は意外と照れ屋さんなもんでして、ハハハッ意外でしょう?・・・イヤハヤどうもどうも(赤面)・・・。
by jhomonjin | 2011-03-17 00:23 | サバイバル | Comments(6)