21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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サバイバルグッズ・・・キャンプ道具編・・・(その2)

防災に役立つキャンプ道具といえばまずは灯りだろう。
煮炊きには焚火でも可能だが、灯りは代替品が無いのだ。
次が寝袋にテントだろうが、都市で被災した場合には、避難所での暮らしとなるだろうから、寝袋はともかくテントまで用意する必要は無いと思う。

キャンプ用の灯りには、明るい順番からガソリン、灯油、ガス、電池、ロウソクなどの燃料別の方式があって、ランタンと呼ばれている。
普段からキャンプやアウトドアでの遊びをしたり、電気の無い山奥や離島で暮らしているなら、ガソリンや灯油式のランタンやランプが便利だろう。
明るいし、ランニングコストも安いのだ。
東南アジアやインドでは、いまでも灯油ランプや灯油ランタンを日常的に使っている人達も多い。
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ランタン各種
後列左からガソリンランタン、石油ランタン、石油ランプ
前列左からLEDランタン、ガスランタン、防災キャンドル
ガソリンと石油のランタンはポンプ加圧式でとても明るいので、今も各国で現役で活躍している。
ただ防災品という捉え方だと、俺のイチオシはコストと手軽な事でLEDランタンと防災キャンドルだ。
このLEDランタンは何かの記念品で貰った安物だが、結構使える。倒れても安心だ。
防災キャンドルは100円ショップ品だが、しっかりした蓋付き缶に入っていて失火のリスクもうんと低いし、五時間だか六時間の燃焼時間があると書いてあった。
避難場所で普通のロウソクが倒れて火事になった、という話を聞いた事があるから、ロウソク立てのいらない缶入りは便利だろう。それでも念の為に空き缶にでも入れて使う心遣いは欲しい。
因みにガスランタンは各メーカー専用のブタンガスのボンベを使って互換性は無いが、イワタニ製には家庭用カセットコンロのボンベと同じボンベが使えるランタンとキャンピングストーブがある。
ガスランタンを買うなら『イワタニ・プリムス』のホームページを検索して下さい。
しまった!ヘッドランプの写真を撮り忘れた。



しかしだ、防災グッズとして考えるとどうだろうか?
停電だけや、短期間のインフラ停止くらいなら、ガソリンや灯油を熱源としたキャンプ道具も有効だろう。
家屋倒壊や津波などの壊滅的被害を受けたらどうなのか?
避難期間が長期に渡る場合には?
災害の規模や期間によって、ベストの答えは違ってくる。
東北の被災地では、ガソリンや灯油、電池の入手困難らしいから、仮に準備しておいたキャンプ道具を持ち出せても手持ちの燃料を使い切ると、どんな性能の良い道具も無用の長物となるのだ。
灯りに限らず、煮炊き用のコンロ類も同じだ。
それに明るいランタンほど大きくて嵩張るので、防災用に非常用持ち出し袋に入れるのも考えてしまう。

俺は全ての種類のランタンを持っているが、その点から最近はLED電灯をイチオシにしている。
携帯性があり、球切れのリスクが無いし、電池寿命も長い上に、点灯作業がスイッチを入れるだけの簡単操作だからだ。
加圧式のランタンやガス式のランタンは、点火までにポンピングや組立など面倒があるので、暗闇だと手間取るだろう。慣れだって必要だ。

車に常備しているのはLEDのヘッドランプと、車のキーホルダーにしているLEDランプ、それにキャンピングカー仕様になっている軽トラの幌の中のLEDランタン、100円ショップで買った缶入りの防災ロウソクの四点だ。
これとは別に携行品のサバイバルセットには、小型LEDランプが何時も入っている。
普段から小型ランプを持ち歩いていれば、例えば地震による停電でエレベーターに閉じ込められても安心感がまるで違うと思う。
LEDが全盛となって陰が薄くなったが、昔はミニマグライトが防災ライトの横綱と言えた。
しかし肝心な時に球切れしたり、回転式のスイッチが鞄の中で勝手に回って点灯していて電池切れしたりして、個人的には苦々しい思い出が一杯あった。
今はホームセンターでも質の高いLEDライトが安く売られているが、やはり国内産が良いと思う。

俺なりのLEDライト選択のこだわりはそれなりにある。
電池寿命がなるべく長い事、出来れば単三電池が電源である事だ。生活防水機能があればなお良い。
国内ではそうでもないが、外国の僻地だと単四電池が売っていない所が多いので、電池は単三で統一して互換性を持たせているのである。
だから目覚まし時計もラジオも単三電池使用品を選んでいる。

ヘッドランプは非常に便利だ。
俺が会った消防隊員は、どういう訳だかペツルというクライミング用品メーカーの『タクティカXP』というヘッドランプをヘルメットに付けている人が多かった。
支給品なのかと聞いてみたら、ヘッドランプは私物だそうで、耐久性や信頼性があるから各自の好みで買っているという。
確かにヒマラヤ登山のような過酷な状況下や、各国の特殊部隊で使われているヘッドランプなだけに信頼性は高いだろうが、国産メーカーの倍も高価なのが難点だ。
そこで俺が選んだのは、LEDとクリプトン球の切替の付いたナショナル製だ。
値段と性能のバランス、それと国内最大手メーカーの信頼性からの選択である。
LEDランプは電池寿命が長い反面、灯りは陰影がはっきりせず、遠近感が掴めない欠点がある。
ヘッドランプは夜間作業時にこそ真価が発揮されるので、燃費が悪くても遠近感のはっきりするクリプトン球の灯りも欲しいからこの二つを一緒にしたヘッドランプを選んだ。
超小型のヘッドランプはコンパクトな反面、とても暗いのでヘッドランプとしての価値が低いと思う。
夜間の作業や緊急非難を想定すれば、使えるヘッドランプは収納時でも拳大のサイズとなるから、普段から持ち歩くのは難しいだろう。
したがって俺の結論は、防災品に一つ選ぶなら普段から持ち歩けるサイズの小型LEDランプだ。
キーホルダーサイズでも無いよりはマシだろう。

コンロ類は燃料調達の問題点と、避難所暮らしなどを想定すると、わざわざ高価なキャンプ用コンロを用意しなくても良いのではないか?
カセットコンロがあれば充分だし、避難袋に入れたいなら、缶入り固形燃料でもご飯が炊けるし、安価なので用意しておいても良いと思う。
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コンロ類
下になっているのがコールマンツーバーナー。ガソリン加圧式で、アラスカの先住民がテントの中で日常的に使っているらしい。
左がガスストーブ。後ろが収納ケース兼の鍋。俺が一番使うコンロだが、タンクを付けてコックを捻るだけだというお手軽さが便利。
因みにキャンプ用品では携帯コンロの事をキャンピングストーブと呼ぶ。
二番目はエスビットという固形燃料で、収納されている金属ケースを開くとそのまま五徳になるドイツ製。インドで使っていたら、ドイツ人がヒトラーが軍用に開発させたコンロなんだと教えてくれた。いかにもドイツらしい合理主義だが、お茶くらいなら簡単に沸かせる。
三番目は固形燃料用の五徳と鍋セットでメタクッカーという商品。固形燃料なら何でも良いが、メタという固形燃料用に開発されたちょっとレトロな商品。今時使っている人は少ないだろう。
右端がホームセンター購入の固形燃料。用意するならこれで充分だと思う。
どうせ燃料が切れてしまえばどのコンロも使えなくなってしまうのだ。
焚火の技術に磨きをかけましょう!



俺はシュラフは組合せて使う事が多い。シュラフとは、ドイツ語の寝袋の事らしい。
ゴアテックスのシュラフカバー、木綿のインナーシーツ、薄い羽毛のインナーシュラフ、3シーズン用羽毛シュラフ、封筒型シュラフを状況に応じて組み合わせているのである。
木綿のインナーシーツは、寝袋の汚れ防止と吸湿が目的だが、薄いフリース製もあるようなので単品でも防災グッズに良いかもしれない。
防災用に寝袋を揃えるとなると、家族分だと結構高額になってしまう。
羽毛品は吸湿性に優れて快適で、軽量コンパクト、しかも温かい。
欠点は水濡れに弱い事と、高価な事だから、家族分の防災品ならホームセンターで売っている安物で良いのではないだろうか?
ゴアテックスの寝袋カバーは防風性と多少の雨なら凌げてコンパクトになるが、安物でも一万円はすると思う。気になる人は『カモシカスポーツ』をネット検索してみて下さい。多分ここのが一番安いと思います。


次回はサバイバルグッズ・・・番外編です。
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by jhomonjin | 2011-03-20 22:39 | サバイバル | Comments(0)