21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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出たぁぁぁっ~!・・・我が家から初めての縄文土器出土

小雨の中、工房の屋根を七割ほど葺いた時点で本降りとなって工事は中断。
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ヒスイ仲間が使っていない50万円もする研磨機械を貸してくれるというので搬入した。170キロもある機械だから別の仲間から簡易リフトを借りて軽トラに積み込み、友人と三人で何とか工房に収めた。


工房は庭の中にあるので、大きな石をどかし、庭木の移植や雑草の草取りの後に地面の凸凹も極力均すなどの搬入路を事前に整備しておいたので、簡単に搬入できた。
自重170キロもある研磨機械は脚にキャスターがついているとはいえ、土のままの搬入路ではキャスターが埋まってしまうので石灰石の砕石を敷いておいた。
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糸魚川はヒスイだけではなく、石灰石埋蔵量も豊富だから、セメントメーカーが二社もある。ツテを頼って原石山で軽トラ一杯の砕石を入手してきた。石灰石は白いから庭に敷く砕石として最適だし、値段もトン当たり1,700円と格安。

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軽トラ一杯(約0.2㎥)の砕石を庭に敷いて道を作った。白く見えるのが石灰石で作った搬入路。これで雨が降っても靴が汚れなくてすむ。この入口付近から縄文土器片が出てきた。工房が完成したら発掘したい。

事件はその搬入路つくりの時に起こった。
雑草の草取りをしていたら、表土から土器片が顔を出したのだ。
我が家は古墳時代のヒスイ工房の上に建っているから、須恵器の破片ならよく拾える。
でも今回のは、明らかに縄文中期(五千~四千年前)の特徴のある土器片で、これは我が家で最古の出土品となる。
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こんな状態で表土に土器片が散らばっていた。周囲を指で引っ掻いて探したら30分ほどで小型バケツ1杯くらいの破片が採集できた。隆帯文や縄文が付いているから縄文土器に間違いはない。

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そしてなんと、手のひら大の破片には半人半蛙文(ハンジンハンアモン)や、蛟文(ミズチモン)がクッキリと施文されている。長野県富士見町の井戸尻遺跡から出土する「井戸尻式土器」の特徴だ。

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左が半人半蛙文の土器片で、右の赤っぽいのが蛟文の破片。ミズチとは水の精霊のことだ。自宅から土器様式が特定できる出土品が出て興奮。信州と交流していた四千年以上前の縄文人が住んでいたんだと感慨深い。

最初は我が目を疑ったし、あんまりクッキリと施文されているので俺の失敗作の破片がまぎれているのかと疑ったが、糸魚川ではまだ半人半蛙文の土器は作っていない。
おもわず「おっっ!!!」と声を出した。
近所に住む考古学者の土田孝雄先生に見せたら「大発見!」と一緒に喜んで頂く。
俺の自宅周辺は笛吹田遺跡という古墳時代の遺跡群だが、縄文晩期の出土品はあっても中期は初めての出土なのだ。
俺の家は宝の山だぁ。
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Commented by こしひかりのあとりえ at 2013-04-24 14:42 x
おおっ!!!こっこれは~(@□@
すごいですね!!!!!!
縄文中に日本海側から海洋民族が諏訪入りしていたことを立証できる考古資料ですね!
縄文さん!!おめでとうございます!(@▽@)
この蛟は、まさしく諏訪のミシャグチ信仰ですね!そして、安曇氏へと繋がっていく、ロマンです。
諏訪は日本のへそと言われるわりには、太平洋側からの説が未だに濃厚のようなので、この出土は嬉しい限りです♪♪
中国の青銅器を思わせる美しい模様。半人半蛙文は、繋げて完品になったら指定になるくらいのクラスの土器じゃないですかー!(@@生ツバごっくん

by jhomonjin | 2013-04-21 08:04 | 縄文 | Comments(1)