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21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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4月28日(土)の朝、大先輩が担当している石川県の白山稽古会に代理講師として出向く。
かれこれ二ヶ月も内容を考えていたが、稽古時間が3時間という短時間の中で初対面の人たちに対して、どうやって稽古を進めていくべきか?
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列車の窓から立山連峰が見えた。今回は日帰りだし疲れているから北陸線の鈍行列車での旅。Uターン帰郷してから初めて乗った電車だ。車窓から見える風景に興奮して写真を撮っているのは俺だけだった。

テーマは「はじめての共同作業」とした。
常々考えてきたテーマだし、白山稽古会に結婚間近な顔見知りの女性がいたので、はなむけの意味もある。
結婚式にはよく「さあ、初めての共同作業です。カメラをお持ちの方はご遠慮なく前にお進み下さい!」ってケーキ入刀の儀式がある。
俺なんかだと儀式ばったことは嫌いだし、何か照れ臭いから「ケッ、なぁ~にがぁ初めての共同作業だぁ。初めての共同作業なんてよ~、とっくに終わっちゃってるんてんだってよう、こぉのバァッキャやろぉ~!」と隣りの人にオヤジギャグを飛ばして同意を求めるのだが、この前の甥っ子の結婚式の時には思わず涙ぐんでしまった。不覚である。
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稽古会場の「松任ふるさと館」の立派な門。松任駅から徒歩五分で向かいには「中川一政記念館」がある。中川先生は整体協会と縁の深い画家だからこれも何かの縁だろう。先生の母親が松任出身なんだそうだ。

とにかく、結婚式での「はじめての共同作業」はイツワリであり、真実の「はじめての共同作業」はかくあるべし、というのがテーマである。
稽古内容の詳細についてはブログで公表するべき性質のものではないので、興味ある人は身体教育研究所に入会して独自に勉強してくださいな。
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俺には立派過ぎて畏れ多い稽古会会場の和室。日本庭園や囲炉裏、昭和初期風の応接間(マントルピース付き)まである。窓ガラスも戦前の「吹き硝子」が嵌った木製建具という「アメリカの匂いが微塵もしない安全な所」

稽古会には連休初日というのに11人も集まった。
「連休に行楽に行くのはバカッ。渋滞に巻き込まれるし、山に行きゃ遭難して迷惑かけるっ。東京ディズニーランドなんて論外っ。ああいった不特定多数が大勢集まってアメリカの匂いのするところはテロの標的ですっ。イチバン安全なのはここっ!アメリカの匂いが微塵もしないっ!」と行楽シーズンになると寄席で噺家が開口一番にするクスグリで笑いを取りに行くが、あんまり受けなかった。無念ぢゃ。

初稽古の初心者3名がいて、稽古会の主旨や基本的な用語も知らなかったので、想定外の説明や割稽古で大幅に予定が狂う。
しかも初心者が遅刻して来たので、稽古を始める訳にもいかず35分送れの開始。
途中の休憩も入れれば実質2時間ちょっと。
3時間でもギリギリな稽古内容だったので、支離滅裂な内容になってしまい収拾がつかなくなってしまった。
状況に合わせての臨機応変な稽古をする余裕は残念ながら俺にはまだ無い。
同じ稽古内容でも初心者でもベテランでも納得できる稽古を、恩師のO先生は日常的にやってたっけ。流石だなぁ、と思う。
当日の参加者には本当に申し訳なかったです。
しかし理解度のまちなちな不特定多数に対する稽古会って難しい。
本部の公開講話では、二百名ちかくの雑多なレベルの人達に相当に高度な稽古内容を指導して、各自を納得させているのだから師匠って本当に偉大なんだ、と実感する。
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by jhomonjin | 2012-04-30 23:42 | 動法・整体 | Comments(0)

ふはーっ!

けんか祭りの騒ぎがひと段落して、明星丸に掛けてあった乾燥防止用ブルーシートをはいで思わず『ふはーっ!』。
ふはーっ、とは水木しげるの漫画の登場人物が驚いたりした時に必ず使う感嘆詞である。
驚いているのに、この力の抜けた感嘆詞が水野ワールドの魅力だろう。

で、なんで『ふはーっ』となったかだ。
船首がパックリと割れてしまっている。
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これがふはーっのひび割れ。このひび割れを見た知人は絶望的だと感じたらしいが、俺には「もう駄目だ~」なんて言ってる余裕がない。何とかせんきゃイケン。青黒い染みが当初からのひび割れ。


伐採当初から船首部には青黒いひび割れが入っていたが、必要な長さギリギリしかなかったので強引にそのまま掘っていったのである。
ひび割れは一隻目の小滝丸の時にさんざん苦労してきたので、なんとかなるさと楽観視していた。
しかし明星丸のメタセコイヤは素性は良かったものの、小滝丸の唐檜に較べて柔らかくて含水比が多い樹種であった。
つまり乾燥ひび割れしやすい樹木だという事に気が付いていたものの、危機感が足りなかったのだ。
晴天続きで乾燥が気になっていたのでブルーシートを掛けていたが甘かった。
急遽、船内に水を入れラチェットベルトで船首を締め付けらなんとかひびは戻ってくれたが、噛合せがズレたままだ。
対策を考える。
要するに船首が外側に開かなければいいのだ。
きつく締め付ける方法を熟考する。
こんな時はホームセンターの資材売り場を覗くに限る。
何か使えるものはないか?
ワイヤー、超小型のターンバックルを見つけた・・・使える!
とりあえず予想される付帯部品を購入して、陶芸家にして木彫家の水野仙人に相談。
こんな時には水野さんが実に頼りになる。
そして・・・なんとかなった。
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なんとかなった所。後ろの金属はバイスとラチェットベルトという締め付け具。ひび割れの間に木工用ボンドに木の削り粉を混ぜたペーストを塗ってからこの二種類で締め付け、ワイヤーをセットした。

しかし今後のひび割れ増加については未知数だ。
高浪の池の雪解けを待って早く水に浮かべて水枯ししたいもんだが、雪解けが5月中旬になる見込み。気がかり也。
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by jhomonjin | 2012-04-23 22:32 | 日本海縄文カヌープロジェクト | Comments(0)
けんか祭りの余韻はまだ続く。
翌日11日は直会(なおらい)で昼間っから夜まで9時間以上も飲み続けた。
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直会は小雨の寒い夜だったが、連続9時間飲み続けた寺町男児は半袖、裸足で求められればセクシーポーズだってやぶさかではない。天真爛漫な男達。女もカラオケもも無しで子供に戻って飲み騒ぐ。

14日には寺町区の祝勝会。
21日には役の中で最も重要な「鳥爺(とりじ)」を祝う会。
最後は29日の俺の生まれ育った新町の慰労会。
例によって一升ごと熱燗された日本酒とタバコの煙で充満した「男の飲み会」である。
本当に我が故郷は人間離れした酒豪ぞろい。
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じょうばは一人で被る。齧る対象を発見すると走って行ってガジガジを頭を齧る。逃げたら追いかけて来るから、子供の頃は本当に怖かった。





さて、今年の俺は『じょうば』の役が付いた。
じょうばとは、獅子のことだけど、獅子舞いなどはしない。
見物人の頭を齧って徘徊するのだ。
頭を噛まれると頭が良くなると言われており、俺だって子供の頃から何度も噛まれているが、ちっとも「効いて」るという実感は無い。
けんか祭りは文字通りけんかをする荒っぽい祭りだが、数ある役目の中でじょうばだけは見物人と唯一の接点があり、祭りの進行にも関わる一種の狂言回し的存在で、子供にイチバン人気がある。
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じょうばが子供を泣かせてしまっても、「ええ子になれ」と周囲は暖かい眼差しで見守る。誰もが自分の子供の頃を思い出して優しい気持ちになるのだ。母親も心なしか引き攣っているのが愉快。

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泣き叫ぶ子供をうまくなだめるのが親の役目。「怖くないよ。じょうばさんにぱっくんして貰おうね」と自分が子供の頃に母親から言われたセリフを繰り返して口にするのが、糸魚川の女の歴史というもんである。

女ならケツを噛まれると安産するとも言われているが、これはどうも噛むほうが面白がってでっち上げたように思う。
基本的に縁起物だとされていて、無病息災・家内安全・商売繁盛のご利益があるとされているから、老舗ではじょうばに祝儀も出す。
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近所の保育園にも出張した。年少組さんは固まっていた。泣き喚く子もいたので、じょうばの口を開けてカメラを出して撮影したら受けた。悪ノリして口から手を出して握手して回った。きちんと正座しているのが偉い。

通常はじょうばが噛む対象は子供と若い女なので、祭りの間は逃げ惑う女子供を面白がって追い掛け回す。テーマソングに『森の熊さん』の歌を口ずさむ。
でも俺は神社に向う沿道を見物する老若男女の全てを噛む対象にした。
見物人にも祭り気分を味わって欲しいからだ。
お年寄りだと「じょうばに齧られるなんて七十年振りだわ!」なんて合掌までして感謝される。
そんなことしてたら、介護施設の職員さんから施設まで来て下さいと頼まれた。
痴呆や車椅子の老人達を片っ端から齧ってやった。
惚け防止になるよ、なんて言わない。
縁起モンだよ、オメデトウ!息災でおってくんないや、と言って齧って回った。
祭りっちゃ本当ね「ええもんだ」。
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by jhomonjin | 2012-04-15 21:35 | 祭り | Comments(2)
奔った、奔った、奔った。
昨日は曇り時々雨。
今日の祭りは快晴の祭り日より。
そして明日は曇りから雨の予報だ。
毎年誰もが言うのは「今年はええ祭りだった。」というセリフだが、今年もやっぱり「ええ祭り」だった。
例年の祭りでは人数にやや勝る寺町区が押上区の神輿を押し気味だが、今年はぶつかった神輿ががっぷり四つに組んで押しつ押されつ五分五分の好勝負。
俺のブログを観ているという東京糸魚川会の人から激励されたり、祭り見物に来ていた知人から振る舞いを受けたり、祭りの終わり方も愉しかった。
夕方、酔っ払って家に帰って一眠り。
二時間ほど爆睡してから腹が減って起きると、全身が筋肉痛で体が重い。
祭りの最中は夢中で分からないけど、こんな時に初めて祭りの激しさを実感する。
とにかく一年の区切りがついた。
糸魚川はこれから田植えの季節を迎える。
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数度に渡るケンカ神輿の後は「お走り」で祭りが終わる。全速で走って神輿を収めるのだ。その後各町は自分達の桟敷に戻って競って勝どきを挙げる。最後は万歳三唱で締めくくり。
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by jhomonjin | 2012-04-10 21:54 | 祭り | Comments(2)

だって祭りなんぢゃ!

糸魚川のなかでも俺の住まれ育った寺町区と隣りの押上区の男にとっての正月は4月10日である。
すなわち『けんか祭り』だ。
4月3日に役員抽選会、5日に勉強会、明日9日は衣装渡し、そして10日の本番、11日の直会、その後にも寄合が何回かあって、4月は祭りに明け暮れるのだ。
寄合があれば酒が付き物。
宴会が始まれば会場はタバコの煙で霞むし、ビールの栓がシュポシュポ開けられ、酒は一升づつヤカンで熱燗にされて出てくる。
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寺町区の勉強会の後の宴会。この後、どんどんと座が乱れてヘベレケになっていく。部屋の入り口に立つとタバコの煙で本当に部屋の奥が霞んで見えるから、便所から戻るとちょっとたじろぐ。

みんな勢いよくガブガブと酒を飲み、プカプカとタバコを燻らせ、ガハハハと屈託なく笑う。
若い女もカラオケも必要ない。
同じ寺町に暮らす男達が集まれば、ツマミに裂きイカと柿種、あとは酒とビール、タバコがあれば充分という清々しさ、潔さ。
こんな飲みかたをする人は都会では見た事がない。
酒やタバコは体に悪いなどという軟弱なことを言う奴は、少なくても祭りの期間の俺たち寺町の男にはいないハズだ。
メタボだってええわい、尿酸値過剰だってええわい、高血圧だってええわい。
だって、祭りなんぢゃ!四の五の言わんで飲めっちゃ!!
寄合の時に周りの男達の顔をつくづく見渡す。
みんなイイ顔しとる。よか男。よか酒。よか祭り。
寺町の男達はすでに戦闘モード全開である。
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4月8日時点の縄文カヌー。船首と船尾の船底の反り(ロッカー)に注目。糸魚川は海岸段丘が発達しているので、上陸の際に船底に反りがないと引っ掛かってしまうのだ。実物の縄文カヌーにはロッカーは見当たらないが、これは必要だ。

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船内は丸鑿で仕上げてある。俺は凸凹がきれいだと思うのだが、「きちゃない」と感じる人も多いようだ。グラインダーでツルピカに磨けばきれいになる、と教えてくれるのだが、嫌なこった。自分で丸木舟作ってそうしてくれい。
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by jhomonjin | 2012-04-08 20:56 | 祭り | Comments(4)
月末恒例の京都稽古会に参加してきたが、毎度のことに平均睡眠時間四~五時間の三日間に加えて、今回は京都の翌日に石川県白山市の白山稽古会に参加してきた。
白山稽古会の指導は大ベテランの角南さんの担当だが、四月の稽古会の指導が都合によって出来なくなりそうとのことで、なんてこった!この俺が海千山千の大先輩の代理で指導するということになったのだ。
そのための打合せというか顔つなぎの参加だ。
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白山稽古会に向う途中で昼飯を食った喫茶店。雰囲気のいい店で美味かった。店主は愛想のいい年配夫妻だったが、メシをかっこむ時間しかなくて何で未成年って名前にしたのか聞き忘れた。俺としたことが迂闊であった。

この稽古会は設立から二年目らしいが、月に一度の稽古会でしかも地方都市というハンデがあるにも関わらず整体協会の会員が十名もいて熱心だった。
角南さんが二年かけて作り上げてきた流れを崩さない稽古会にせんきゃ、と今から緊張している。
白山稽古会の主催者は、登校拒否の子供を集めて体験会や学習塾などしている榊田さん。
まだ若いのに色んな世界を体験してきたようだ。
稽古会の後にお茶しながら縄文や木工の四方山話しなどで意気投合する。
今後は縄文カヌープロジェクトともリンクできそうな流れになってきた。

翌日は糸魚川に戻って縄文カヌーつくり。
プロジェクト発足の音頭取りをして頂いた上に、巨額の寄付までしていただいたEさんが初めて現場見学に来られた。
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見学に来たEさん。Eさんと名前を隠したところで知る人ぞ知る著明人だから、糸魚川の偉い人なら皆知っている。二人きりで話すのは初めてだったけど、自分が話すよりは人の話をじっくりと聞いてくれる人だ。

どうもこれまで作業の邪魔になるからと遠慮して現場に来られなかったようだが、明星丸完成前の作業状況を見て頂きたくて見学にお誘いしたのだ。
手土産まで持参されて恐縮する。
あと数日で本体の完成だ。
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by jhomonjin | 2012-04-01 20:51 | 動法・整体 | Comments(0)