21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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冷蔵庫の無い暮らし

世間はワールドカップで盛り上がっているらしい。
職場の人が昼飯の時に「日本戦観なきゃな!」と話しているのを聞いて、初めて知ったのだ。
コウテイエキの話を耳にした時も、ユンケル皇帝液が流行っているのかと思ったくらいだ。

現在の俺は、テレビ、ラジオ、新聞やパソコンなど情報源が何も無い生活をしている。
といっても週の内、平日だけの話である。
今年の四月からは、上越市大潟区の農場で農業研修生をしているので、上越市でアパート暮らしをしているからだ。
といっても神奈川県藤沢市にいた時以来、ここ数年はずっとこんな暮らしをしている。

週末だけ六十キロ離れた糸魚川の実家に帰って実家の田んぼの面倒もみている。
つまりここ三ヶ月は、曜日に関係無く、野良仕事三昧の毎日をしている事になる。

平日の朝は五時~六時に起きて、まず抹茶を飲んでから農場の始業時間の八時まで自分の自然農法の畑をしてから研修先の仕事だ。
朝飯はドロップアウトしたこの十四年以来は食わない事にしている。
室町時代の一般の日本人は朝飯を食わず日に二食の生活だった、と知って、本当なら試してみよう、と思ったからだ。
完全に慣れるのに二年かかったが、朝飯を食わなくても日常生活に支障無く重労働に耐えられる、というのは本当だ。

研修先の仕事を終えてから、また自分の畑をして、暗くて手元が見えなくなるまでやる。
天気の悪い時は倉庫で趣味の木工なんかして、夜八時位に帰宅する。
藤沢時代では木工の他に縄文土器も作っていた。
そろそろ秋の作品展の為に土器作りも再開しようと思っている。十月に高校の美術部時代の仲間達と合同の作品展があるからだ。

帰宅してから風呂、メシ、そして農業系の実用書を目を開けていられなくなるまで読んでから寝る。
疲れた時の気分転換には、民俗学や縄文系の本が「ご馳走」だ。
ここ数ヶ月の暮らしでは、夢を見る事も無く、枕に頭をつけた途端に深い眠りに入る。
この数年は雑誌や小説など読む暇も無い。
まるで修行僧みたいなストイックな生活だ、とよく言われる。
だからワールドカップや政権交代など、世間の動きに目を向ける余裕はまったく無い。


今年は情報源の他に、さらに冷蔵庫無しの生活に挑戦している。
以前からそうだったが、俺の台所は干物のストックが多い。
味噌汁の出汁は切干大根、昆布、干し椎茸、煮干だ。その日の気分で使い分ける。
切干大根と昆布は、すぐに出汁が出る為とそのまま具材になるように細かく切ってガラス瓶に入れてある。
料理研究家の丸元淑夫のアイデアである。
味噌汁やおかずの具材として、高野豆腐、干し若布などの乾燥した海草類は欠かせない。
ご飯は家庭用精米機で、季節の体調に合わせて五合分位で精米度合いを変えている。
出た糠は、糠付けに入れるか、畑に入れる。米の研ぎ汁も土に返している。
ご飯の水加減は、目を閉じてピッタリ、という感覚で決める。
整体の内観の稽古である。
炊飯器の目盛りと多少の前後はあるが、それは俺の感覚が間違っているのでは無く、身体が求めている水加減だと思って炊飯器にそのまま入れる。
ご飯には、雑穀や豆類をガラス瓶に入れてあるので、これもその日の気分でブレンドする。
だから俺の台所は、大小のガラス瓶が沢山並んでいる。

副食は糠漬だけの時もあるし、ごま塩・・・自家製だ・・・だけの時もあるが、野菜は蒸し焼き料理が多い。
野菜は、煮るより蒸した方が調理時間も短いし、美味いと思う。
中華鍋に少量の水を入れて、蒸し焼きにすると、キャベツの太い葉脈も柔らかくなって甘い。
トウモロコシや枝豆は、蒸した方が早く茹で上がるし、残ったお湯は出汁になる。

魚を食べたい時は、冷蔵庫が無いので一回で食える分か、干物だけを買う。
青魚は好物なのだ。
余ったら干したり、塩漬け、味噌付けにする。
肉を食いたくなったら、外食すればいい。

日本各地の郷土料理を調べると、干し野菜などが多用されている。
茄子、胡瓜も干して食うと美味いそうだ。
挑戦したい事が山ほどある。

日頃、どんな生活しているのか?と何度か聞かれたので、今回は日常生活を書いてみた。
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by jhomonjin | 2010-06-19 23:00 | 田舎暮らし