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21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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悪夢のままで終わらせようよ!

大地震だ。
新潟県は一部で土砂崩れや建物倒壊があったものの、大きな被害はいまのところは無い。
ニュースで新潟も地震があったと放送しているので、仲間から安否問合せのメールが届き始めている。
糸魚川は大丈夫です。
津波注意報は発令されたものの、津波は今のところは20cm程度でした。

しかし俺の甥っこは、新潟県警の山岳救助隊に所属しているので、昨夜から南相馬市に派遣されているらしい。
報道では警官の行方不明者が多数いるとの事なので、今日は家族でテレビに釘付けになっていた。
死ぬなっ~!ダイスケエ~、危なくなったら任務ほっぱらかして逃げて帰って来いよぉぉぉ~、と真剣に思う。
甥の少年時代は喘息の発作で入退院を繰り返す程の病弱だったのだけど、高校の山岳部に入ってからメキメキと逞しくなって、インターハイや国体の代表選手までになった努力家だ。
性格も素直で実直だ。去年は美人の嫁さんも貰った。
遠く離れた土地の災害も、身内が関係していると問題は切実だ。

整体の稽古仲間にも東北在住者がいるが、音信不通らしい。
事務局は徹夜で待機して連絡を取っているようだ。
岩手在住で、切付が良くて肝っ玉母さんのSさんは健在だろうか?
稽古の後のお茶会や、ご飯を一緒にする時なんか、Sさんは俺に金を払わした事は無い。
長旅に出る時も、お守りと餞別を渡してくれた。
まさかあのSさんに限って・・・とは思うが、濁流に家を流される映像を観ていると他人事とは思えずに切なくなってくる。

問題は原発事故だ。
原発は何重にも安全対策をしているから、絶対大丈夫だと言っていた人は何て言い訳するのだろうか?
原発は危険だけど必要だから賛成、と言っている人達にも聞いてみたいもんだ。
『想定外の規模の地震』は『絶対大丈夫』と太鼓判を捺した事の言い訳にならないだろう。
微量の放射能や放射性物質が流出しても人体に影響は無い、という論理も無理がある。
放射能は大気や海、大地に濃縮されてくだけだ。
風が海に向って吹いるから陸地は大丈夫、という理論も変だ。
海水は二年で世界中を巡って循環しているのだ。
六ヶ所村では微量の放射能を含む冷却水を海に流し続けている。
もう核燃料に頼るのはやめようぜ。

この二十年来、俺は同じ悪夢を何回も見続けている。
そして、その夢の内容はだんだんと具体的になってきている。
何かの地球規模の壊滅的な変動で、どこか遠くに旅立つ夢だ。
ある時は汽車、ある時は宇宙船、ある時はUFOに乗って地球外らしい所に脱出する夢なのだけど、いつも突然の事なので、俺は大いに慌てる夢である。
これから始まる長い旅路に必要な物や最小限の着替えをバックパックに詰込んだり、家族を探したりと大慌てになるのだ。
出発時間が迫っているのに、準備しておいたサバイバルグッズが見つからなかったりして、家中を引っ繰り返して探しまくるのだ。

何年か前に同じ夢の中で、何時も通りに慌てふためく俺は『準備を怠り無くという事・・・予行練習みたいなものなんだよ・・・』という声が胸の中に響いてきた。
それ以来は同じ夢を観ても、あまり慌てる事は無くなった。

昨夜の夢はとてもリアルだった。
宇宙船に乗る準備が整って、家や整体の道場を綺麗に掃き清めて、心おきない旅立ちの準備を終わらせた。
そしてお世話になっている整体関係の恩人に、一緒にここを離れましょう!と説得するのだけど、その恩人は観音様の様に静かに微笑んで・・・何時も観音様のような慈愛に満ちた人である・・・、覚悟は出来ているので地球に残る、と言われるので泣く泣く別れる夢だ。

本当にそんな日が来ない事を切に願っている。

追伸
俺は日頃からサバイバルグッズを持ち歩いています。
登山用アルミ水筒の他に、小型懐中電灯、コンパス、ミリタリーナイフ、絆創膏、防塵マスク、耳栓などを専用のポシェットに入れて持ち歩いているのです。
首都圏にいる時には、帽子や折畳み傘、ウインドブレーカーなども必ずバックに入れてました。
整体の稽古着は和服なので、下駄か草履を履いて道場に行く事が多かったですが、サバイバルグズの他に地下足袋も合切袋に入れて歩いていました。
すべて自分なりに吟味を重ねて集めたサバイバルグッズです。
何時も荷物が多いね、と笑われる事が多かったですが自己防衛は必要でしょう。
首都圏の皆さん、人から笑われてもくれぐれも準備怠りなく!
by jhomonjin | 2011-03-12 23:46 | 何やってんだっ!