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21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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3・11震災の日に縄文の火起こしに学ぶ・・・のご案内

昨年3月11日は未曾有の被害をもたらした東日本大震災が起こった日である。
同時に、取り返しの付かない原子の火が暴走を始めた日でもある。
3・11震災の日に縄文の火起こしに学ぶ・・・のご案内_f0225473_20183782.jpg
弓錐式火起こしをする関根師匠。改めてみると型が決まっている。縄文遺跡から出土した火起こしグッズは、今のところ三千年前の北海道の遺跡から出土した弓錐式火起こしに使ったたしい遺物があるだけだ。

ギリシャ神話によると、天界から火を盗み出して人類にもたらしたのはプロメテウス・・・だったと思う。
プロメテウスはそのためゼウスの怒りに触れ、目玉を抉られたうえに、『岩山縛付けハゲタカ喰われしかも毎朝生き返り』の刑というオプション付きの罰で永遠の苦しみを与えられてしまった。
そのプロメテウスが残した『絶対に開けてはいけない箱』を好奇心から開けてしまったのが、パンドラという女神。
箱の中にはありとあらゆる悪徳が入っていて、そいつが全部外に出てしまった。
箱の底に残ったのは『希望』という言葉。
パンドラの箱の神話は、なんだか今回の原発事故を暗示している気がする。
しかし俺たちは一体どんな希望を持てばいいんだろう?
最近報道された食物連鎖による濃縮放射能や、放射性廃棄物質保管場所の問題なんて、俺は20年以上も前から警告してたんだけんども、多くの人から心配し過ぎだと言われたもんだ。
プルトニュームの語源はローマ神話の冥界の王「プルート」であるそうな。
名前が似ているけど、プロメテウスと親戚関係かね?
3・11震災の日に縄文の火起こしに学ぶ・・・のご案内_f0225473_20272140.jpg
火打石で火起こしをする関根師匠。手に持つ火打ち鎌は江戸時代からの老舗「吉井本家」だ。最近関根師匠のアドバイスがあって、火打石をヒスイにしてみたら性能バツグンだった。世界一豪華な火打石である。

さて、俺の縄文の師匠で古代の火起こし法の世界的権威の和光大学の関根秀樹氏の呼掛けで、震災の発生した日時に海外も含めた各地で同時開催で火起こしのイベントをすることになった。
イベント内容は開催各地の実状に合わせたものになるが、糸魚川では下記内容での実施ですのでご案内します。

人類は今一度、火と付き合い始め、その制御を確率した原点である『原始の火』に触れ、火(エネルギー)との付き合い方を改め直す岐路に立っているように思う。
火が起きる仕組み、その方法、そしてその扱い方などである。
サバイバル技術の基本だよ!

                     記
日時;H24年3月11日13時~15時
場所;長者ケ原考古館 玄関ホール
講座名;縄文キッズ養成講座「3・11震災の日に縄文の火起こしに学ぶ」
定員;五名程度(会場が手狭なため定員になり次第締切)
講師;山田 修
料金;入館料200円+募金(被災地へ義援金として送金予定)
   (ただし、市内小中高校に通う児童・学生と遺跡友の会会員は入館料無料)
主催;日本海縄文カヌープロジェクト

内容
・火起こしの歴史説明
・火起こしの実演と説明(弓錐式発火法・紐錐式発火法・錐揉み式発火法)
・同上 体験
・震災の起こった14時46分に1分間の黙祷をして後片付け・解散

申込み先 ; このブログにコメント下さい!
by jhomonjin | 2012-02-24 19:57 | 日本海縄文カヌープロジェクト