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21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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ドキュメント『疲れた・・・。』・・・本当に疲れた

縄文カヌーを始めて以来、いつも何か問題に直面して四苦八苦している。
一つの問題が解決すると別の問題が発生してくるのだ。
ちょっとした出来事に尾鰭が付いて、俺を批判する噂も聞こえてくる。
少しくらいなら有名税だと笑い飛ばしていても、ちょっと悪質な噂もあるようだ。
田舎の人は人の悪口を噂するのが好きなのだ。
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船尾ににも深いひび割れが発生。慌てて船首と同じくターンバックルで締め付ける。保管用に厚い板で挟むという一種のギプスも作った。しかし乾燥させない為には水に浮かべるのが一番だが、高浪の池は雪に覆われている。頭が痛い。

「日本海縄文カヌープロジェクト」で実働しているのはごく少数。
一隻目の小滝丸は、ほぼ100%俺一人で作った。
今年作った明星丸は、三十名の会員のいる大所帯になった現在でさえも95%くらいは俺が作った。
様々な企画も孤軍奮闘の状態。
組織になったらなったで気苦労も多い。
ドキュメント『疲れた・・・。』・・・本当に疲れた_f0225473_222928100.jpg
連休中に碇も作った。蛇紋岩という糸魚川ではお馴染みの硬くて重い石。真ん中を凹ませて巻き結びした。これまで碇が無かったので、海でも池でも何度か流されそうになったので、これで安心。但し縄文時代の碇は不明。

休日のほとんどを縄文カヌーに使うようになって、一年半になる。
早朝から暗くなるまで埃と汗まみれで働いて、読書する意欲も時間も無くなった。
家に帰ったら深夜までパソコンに向かう。
今年の連休も明星丸で終始した。
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高浪の池の雪解けはまだ数週間先だ。悩んだ挙句、5月5日に仲間を集めて残雪の上を滑らせたら簡単に池に入れることが出来た。ウエットスーツ着て池に入り養生と結束を行う。波乗り用の薄いウエットでも意外に冷たくなかった。

船首のひび割れ対策が済んだら今度は船尾のひび割れが発生。
俺の考える理想的な丸木舟作りは、伐採後に即座に樹皮剥きと粗削りを終えて半年ほど水に浮かべるというものだ。次に船体の70%を完成させて更に半年ほど水に浮かべてから仕上げをする、というノンビリした舟作りだ。
けど俺の場合には様々な理由でそれは無理。
自分で背負った重荷だけど、先の見えないトンネルが続く。
山あり谷あり一喜一憂の連続だ。
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高浪の池に浮かぶ小滝丸と明星丸。現在は雪解け水で水位が高く、桟橋まであと10mは水位が下がるので、週末毎にウエットを着て池に入って結束直しが必要だ。この後、一人で暗くなるまで伐採した後の枝や幹の後片付けに行く。疲れた・・・。
by jhomonjin | 2012-05-06 22:00 | 日本海縄文カヌープロジェクト