21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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「漂流教室」は神話やぁ!・・・ビチグソロックって知ってますか?

体力は回復しつつあるものの、まだ立ちくらみはするし、夜になるとフニャフニャになってしまう。
イベント続きの自分へのご褒美の続きとして、最近はT書店に漫画やDVDを借りに行っては楽しんでいるが、小学生の時に読んだ「漂流教室」を読み返して大カンドー。
筋は小学校の校舎ごとタイムスリップして未来に行ってしまった小学生達の冒険譚。
最初は懐かしさだけで読み出し、プロットを強引に繋いでいくご都合主義的な展開や、登場人物のエキセントリックな言動に笑い転げながら読んでいたけど、途中から連載時の小学生に戻ってハラハラしながら読んだ。
ついでに借りた「僕はビートルズ」も秀逸。
一晩に5冊づつ読んで寝不足の日々は続く。

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上が「漂流教室」と下が「僕はビートルズ」。T書店は全国チェーンだけあって渋い品揃えしている。近所にある本屋さんのレンタルコーナーは、通俗的な品揃えばかりで借りたい漫画もDVDもないから助かる。


作者の楳図かずおは、後年に「まことちゃん」でギャク漫画家として大ブレークしたが、70年代の「漂流教室」連載の前後は、オドロオドロしい怪奇漫画ばっかり描いていた。
この漫画の次が若返りの薬を入手した老人が主人公の「アゲイン」というSFコメディー。
主人公の孫がおかっぱ頭の幼稚園児のまことちゃんで、次回作で一枚看板に出世して「まことちゃん」になったと記憶している。
もしかしたら「クレオンしんちゃん」は「まことちゃん」をヒントにしてんのか?
かたやチ×ポコいじりで、かたやビチ×ソばかり漏らしている幼稚園児が家族を振り回すコメディー。
そういえば楳図先生が作詞作曲して自ら歌った「ビチグソロック」というシングル盤を姉貴からクリスマスプレゼントに貰ったっけ。知ってますか?凄い歌詞です。

楳図かずおは意図的にしたのか、それとも連載が忙しくて結果としてそうなったのかは不明だが、「漂流教室」のストーリー展開の脈絡の無さや唐突さ、残酷な場面が延々と続く所なんか、ラーマヤナみたいな古代の神話のようだ。
痛烈な文明批判、無常観と透明感に満ちた感動のラストなど、宮沢賢治の童話のようで不覚にも泣いてしまった。
大傑作ですよう!

「僕はビートルズ」は平成の日本人ビートルズコピーバンドが、ビートルズデビュー前の東京にタイムスリップするSF。
主人公達は、大胆にもビートルズの楽曲を先に発表して世界的なアーテストになっていく展開。
しかもファーストアルバムに「抱きしめたい」から「イエスタデイ」、「ザ・ロング・ワイディング・ロード」「カム・トゲザー」なんて初期から中期、解散までのビートルズナンバーを一気に発表しちゃたり、後楽園球場で世界初の屋外ライブまでやっちゃうのだ。
どうする本家ビートルズ!そしてコピーバンドの葛藤・・・そこがこの漫画の醍醐味だ。
ジョンが格好よく描かれているのも嬉しい。
新人作家の藤井哲夫さんの原作を「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじが描くだけあって、細部までやたらにリアル。
ライブのシーンなんか、歌詞が書かれてないのに漫画の中で演奏している曲が読み手にどの部分を演奏しているのか解るくらいのリアルさ。
実際にかわぐちさんは、漫画の中で演奏されている曲を聴きながらその場面を描いていたそうだ。
そして正確をきするために、ビートルズが使っていた楽器も全部揃えちゃったんだって。
ジョンのリッケンバッカーやポールのいバイオリンベース・・・高かったでしょうなぁ・・・。
リバプールにも取材に行ったそうで、必要経費は幾らかかったんでしょう?

しかし何故か手に取った漫画が二冊ともタイムスリップ物であった?
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by jhomonjin | 2012-11-05 00:26 | 田舎暮らし