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21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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ミネラル・フェア2012・・・俺の真似をするのは簡単さ。でもな、俺を超えるのは難しいぜ!

先週の土日は全国から鉱物関連の店が集まって即売会をするミネラル・フェアというイベントに参加。
俺はヒスイ販売ブースで店番していたが、ディープな鉱物マニアが各地から集まってきていて立ちっぱなしでヒスイや縄文関係の話しをし続け、帰宅してから草臥れて寝込んでしまった。
体力はまだ回復していないのだ。
ミネラル・フェア2012・・・俺の真似をするのは簡単さ。でもな、俺を超えるのは難しいぜ!_f0225473_23195543.jpg
土日ともに午前中は人でごったがえして写真を撮る暇もなかったが、夕方はこの程度になるので俺も店番を隣りのお店に頼んで会場内を探検。インド人が俺の着ていたインドで作ったベストを見て声をかけてきた。

県外や市外から来た「ヒスイねっと」でヒスイ製品をチェックしている鉱物好きや、このブログの読者、「糸魚川タイムズ」に連載中の「縄文来福」を楽しみにしているなんて人なんかからも「もしかして縄文さんですか?」なんて聞かれること数回。
趣味でヒスイを加工している人なんかもネットで作品チェックしてますよ!なんて声をかけてきた。
俺の知らないところで、一部では知る人ぞ知る「縄文さん」ていうキャラになってるらしい。

嬉しかったのは高校卒業以来会ってなかった同級生達とここでも再会できたこと。
男女問わず「もしかしたら同級生?」とか「俺のこと覚えてる?」「やっぱり!だよね!!」なんて照れ臭そうに聞き合って同級生と確信できた時の懐かしさっていいもんだ。

この時も高校卒業して以来のI(同級生の皆さん、ニックネームの頭文字ですよう!)が、俺の作った1万5千円の勾玉を買ってくれた。
糸魚川の人がこの値段の勾玉を買うって、滅多にないことだ。
彼は中高とバレー部に在籍したスポーツ万能で成績優秀、男前で誰にも優しかったから人気者だった男だけど、Iにして「俺、誰だかわかる?」なんて聞いてきた。
Iはモテモテの万能選手だったんだぜ、知らない訳は無ぇよう!
彼とは中学一年の時に同じクラスになっただけだし、「もしやIではないか?声かけてみようか?でもIは俺のこと忘れてるかも・・・」っても俺も声をかけるのを躊躇っていたのだ。
「俺のこと覚えているかな?」と気後れするのも、そのことを相手に尋ねることの照れ臭さや恥ずかしさはお互い様ってことか。
当日は外国製の5百円から国産品の何十万円もする作品まで、恐らく勾玉だけでも1000個は売られていたと思う。
その中からIが「形と色に惚れた」と選んだ勾玉がたまたま俺の作品で、ガラスケースから出して見せてくれと頼んだ店番が俺だった、ということ。
嬉しい・・・Iが選んだ勾玉は苦労して完成させた作品で手元に置いておきたいくらいだったから、思春期を共に過ごした同級生に買われていくのは感慨深い。
色々な思い出が甦る。

他にも群馬から来た女性が色んな人の作品が並ぶガラアスケースの中から「形が珍しくて面白い」って二点選んで買ってくれた作品が二点とも俺の作品ということもあった。
こういったことって作者と選んだ人の波長が合うってことなんだろうか?
そのうちの一点は最近考案して製品化し始めたヒスイ製の矢じりペンダント。
矢じりシリーズは甲府から来た業者さんが「ちょっと見せて!」と3度も覗きに来たので、デザインをパクる気なのかもしれない。
「俺の真似をするのは簡単さ。でもな、俺を超えるのは難しいぜ!」って、気分はストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツだぜ。
でもって同級生っていいな!
by jhomonjin | 2012-11-18 23:34 | 糸魚川ヒスイ・石