21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
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アジアの縁起物と魔除け・・・注連縄編

正月といえば縁起物が付き物だ。
松飾りや鏡餅、そして注連縄。
注連縄は日本だけかと思ってる人も多いと思うが、東南アジアやインドでもよく見かける。
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南インドの玄関口のチェンナイの注連縄。一見して運動会の飾りつけの万国旗みたいだが、赤い旗に混じって注連縄が張られている。もともとは村境の結界が最初だろうと思う。疱瘡などの疫病が入ってこない呪いだ。

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赤い旗に混じって注連縄も張られている。ヒンズー教の神官の自宅玄関や寺院にも張られているが、前の写真の赤と黒の旗の色にも意味がありそうだ。黒はシバ神の象徴色だが、赤はバイオパワーを象徴する血の色か?

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麻の「下がり」に混じって常緑樹の束も括り付けられていた。インドではアロエが軒先にぶら下がっていることもあるが、日本では榊や笹が祓い清めの常緑樹。クリスマスツリーは樅の樹で本来は冬至の神の憑代。

チベット仏教圏だとタンカと言って、経文が書かれた色とりどりの三角の小旗を縦横に張り巡らす。
風で小旗がヒラヒラ揺れると、経文を唱えたのと同じ功徳ありとか。
大相撲の力士がマワシの前にぶら下げている黒くて細長いソウメン状の「下がり」は、元はといえばも化粧マワシの簡易化だったらしいが、大相撲最高位が土俵入りする時の横綱(化粧マワシとは別物)には、白い紙の御幣も下がっていてモロに注連縄だ。
つまり横綱とは、荒ぶる神が降臨する人社(ヒトヤシロ)なのだ。

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インド文化圏では、麻の他に椰子の繊維をテープ状に割いて作った下がりもあり、鳥に模して結ばれていることがある。椰子繊維は光沢もあって綺麗だし、テープ状なので加工が容易で好まれる面もあるのだろう。

おそらく運動会の万国旗のルーツは軍艦のパレードの時の満艦飾あたりだろうと思うが、満艦飾も古代から続く魔除けの船飾りあたりが発祥ではないだろうか?
メデタイ縁起物でニギニギしく飾りたてれば、誰だって元気が湧いてくるし、ウキウキするもんだ。
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by jhomonjin | 2013-01-04 23:59 | 旅の民俗学