21世紀の縄文人を目指す男の記録


by jhomonjin
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

ドキュメント上越航海・・・ワレ出航ス05250500 (前半)

5月25日の上越航海に向けての事前準備に追われてクタクタになった体調を、この1週間はタイトルマッチに挑むボクサーのように休養に努めた。
極力体力を使わないようにして、早寝早起き、そして夕方には近所の姫川温泉に行ったりなど・・・。
「ぬなかわヒスイ工房」のホームページ原稿が8割完了していたので、夜も仕事せずにレンタルビデオを観て脱力に努める。
子供の頃に夢中だった「ウルトラセブン」や「ウルトラQ」シリーズなんか、今観ても面白いし、荒唐無稽なところなんかリラックスできた。
特にウルトラセブンは、演技の巧い有名な俳優がゲスト出演したり、脚本がしっかりしているから見応えがある。

f0225473_5214724.jpg画面中央奥左の尖った山が米山で、上越航路への目標だ。海は青く透き通り、山は紫に霞んでいた。新潟から来たテニーさん一行に「糸魚川の海って綺麗でしょう?」と何度も聞いてしまうが、なにより俺が一番感動していた。


悪天候で中止になった去年の航海は、当日朝まで事前準備に追われて最悪の体調で、ちょっと動くと立眩みする状態だった。
その失敗に懲りて今年は計画的に事前準備を進めたし、なにより去年より協力者が増えたので航海前日は余裕があった。

新潟の読売系ローカルテレビ局のテニーさんが前々日に取材申し入れ。
ニュースとしてではなく、5月30日夕方6時30分からの番組の中で15分枠の特番にしたいとのこと。
前日の10時から夕方4時まで事前取材に付き合って、このことも体力の温存に役立った。
そうでもないと工房建設に夢中になって無理をしていたかもしれない。
俺は動き出すとトコトンまで動く癖がある。
工房も9割完成しているので、このことでも余裕があった。
予定航路沿岸を案内していて、糸魚川の海が綺麗なことにあらためて感動する。
青い透き通った海と砂浜に並ぶ白いカモメ、茶色い岩のコントラス、ト・・・車窓から惚れ惚れと眺めた。

f0225473_5231563.jpg出航直前の先発漕ぎ手。前が槇ちゃんで後ろが竜太。想定外の縄文服は土田孝雄先生の心遣い。日頃は大人しくて無口な槇ちゃんが、この朝はよく笑ってカメラを向けるとおどけたポーズを取った。綺麗な朝だった。


流石に前夜は寝つけなかったが、当日朝3時に起きて4時に能生町B&Gにクルーも含めた関係者集合。
青年会議所の人達も何人か来て手伝ってくれたので助かる。
前日までに準備が終わっていたので淡々と出航準備が進み、4時30分には明星丸を海に出し準備完了。
見送りにも大勢来てくれた。
土田孝雄先生の訓示と俺の直前申合せ事項確認、全員で弁天岩を遥拝して、予定通りに5時に出港。
テニーのディレクターさんから「何をお祈りしましたか?」とインタビューされたが、俺は神社に額ずくと頭が真っ白になって何も思い浮かばなくなる男だ。
だから「何も・・・ただこの日を迎えられた感謝の気持ちで一杯です。」としか答えられなかった。

f0225473_524194.jpg{頑張れい~!」「頼むぞう~!」「恰好いいっ!」と声援に見送られて弁天岩沖を目指す先発漕ぎ手。海は凪いでいた。仮に上越まで辿り着けなくても、こんな健気な仲間の後ろ姿を観ただけで満足した、と思う。


天候は最高。
晴天確率70%の5月26日前後は、新潟で最も晴天率が高いのだ。
この日を選んだのは、去年の失敗からの教訓。
残る問題は10時前後から吹き出す向かい風となる北東の風とウネリ、そして日中の暑さだけとなったが、クルーの士気は高い。
明星丸に乗り込み、弁天岩沖に出ていく先発漕ぎ手の竜太と槇ちゃんの後ろ姿が恰好いい。

f0225473_5265911.jpg最初の難関の小泊漁港を難なく超えた明星丸。漁港周辺は風向きによっては潮の流れが複雑で怖いのだ。出航して30分時点で平均速度5.5キロ。弁天岩沖でイルカが出迎えてくれたそうだ。幸先がいい。

(続きは次回)
[PR]
by jhomonjin | 2013-05-26 04:16 | 日本海縄文カヌープロジェクト